4,5日前の出来事になりますが、うちで飼っている大型インコのポニッティーさん(ポニャックさん改め)の爪が鋭くなってきたので、いつものように爪切りをしていました。
爪が伸びすぎると引っ掛けたりして思わぬ事故につながる恐れがあるので、爪のケアは大切なのです。(ちなみに嘴は素人が切っては絶対にいけません)
私は人間用の爪切りを使って、ぽんの爪の先を1~2ミリくらいカットしてヤスリをかけます。
いつもやっていて慣れてるから大丈夫という慢心があったせいなのか、今回やらかしてしまいました><
インコの足は指が4本あり、前後に2本ずつに分かれていて、器用に物を掴むことができるようになっています。
外側のほうの指(爪も)が内側よりも長いです。
足でクルミや果物を持って食べている姿は本当にかわいい♪
で、今回、右足前方外側のゆびの爪をいつもより深く4ミリくらい切ってしまいました。。。
人間の爪と違って、トリさんの爪の中には血管が通っています。
ちなみに嘴には血管プラス神経も通っています。
切った瞬間に『しまった!!』と思いましたが、時遅し。
ポタッポタタッポタッ
あああああ、出血させてしもうたーーー!!
頭の中でトリの先生の言葉がこだまします。
大型さんはね、爪の先から(血を)採るのよ
爪の先から採るのよ、爪の先から、爪の先から、爪の先から・・・
ああ、まさしく爪の先から出血です、先生助けて!
でもその時の時刻は21時過ぎ、病院は閉まってる。
もちろん何の準備もなしに爪切りしたりしません。
誤って出血させてしまった場合は、その部分を線香の火で焼くのです。
爪の先には神経は通ってないので痛みはないそうです。
すぐさまタオルでぽんの体を保定し、仰向けにしてなんとか止血処置しました。
ぽん本人は元気イッパイで、なんでこんなヒドイことされなきゃいけないのさ!って表情でした^^;許してね
止まってほっと一安心か?と思いかけた次の瞬間、ぽんが右足でバババババッと頭を派手に掻きました。
下ろした足の爪先からまたもや、じわ~り、ポタ~リ
出血のスピードはかなり鈍ってはいるものの止まりそうにもない・・・今度こそ、バカ愚かな飼い主は吐きそうになりました。
しかし私が吐いてもぽんの出血は止まらない。
焼く以外に止血する方法はないか、慌てて検索してみる。
すると俄かには信じがたい方法が出てきました。
出血部位に小麦粉(片栗粉でも可)をつける、という方法です。
でも疑っている暇はないし、この方法はぽんにとって侵襲がないということがうれしい。
当の出血させられている本人は元気で、ケージ内を動き回っています。
飼い主は小麦粉を一つまみ持って待機。
ぽんがケージに右足をかけた瞬間を見計らって、チョチョイッと出血口にまぶしました。
小麦粉なんか血で押し流されるんじゃないだろうかと、冷や冷やしながら見つめていましたが。。。
なんと・・・・・・・・・・・・ピタリと止まった!!
ぽんがその指で頭を掻いても再出血しない☆☆☆
疑ってすみませんでした小麦粉さん、いえ小麦粉様。
多分、総出血量は1ccにも満たなかったと推測しますが、体重470グラムのインコにすればけっこうな出血だったよね。。。
深く反省しています。
上記の小麦粉を使った止血はセキセイさんのような小型インコの例しか探せませんでしたが、ヨウムでも止めることができたのでブログに残しておこうと思いました。